2022年新春のごあいさつ

新年明けましておめでとうございます

昨年はコロナウィルス感染が日本中に拡大した年でしたが年末に向かい収束しはじめました。

ところが、新しいオミクロンという種が発生し、警戒態勢に入ったところです。これが今年にどう影響するのかは、まだわかりません。

2年続いたコロナウィルス感染拡大により我々の生活の仕方、仕事の仕方等がWebに大きく依存するように変化しました。

私は現在も大学教員を兼務していますが、昨年はWebによるリアルタイム授業を今年はオンデマンド授業を行っています。大学では対面授業しか経験のない私は学生と共に戸惑いましたが、Web授業もわずか2年で普通に受け入れられるようになりました。

試験もWebを利用し行われます。

私の大学時代である1970年は、大学紛争で大学が封鎖されました。大学には来るな、授業もやらせないという時期がありました。この当時はWebなるものは存在しておらず、ただレポートを提出して単位を取るという野放しに近いものでした。

その当時の環境と比べると、現在のWebの存在は大変大きいものと思います。

このWebと「教育」は大変相性のいいものです。

私共においても対面という従来型の方法を取り入れながら、新しいWebによる教育を更に押し進めていこうと考えています。具体的には検定試験のB級・C級のWeb試験を永久化するあたり、さらに問題点を洗い利便性を増すような工夫をする。

従来からあります“GOGO+1“のeラーニングの充実、通信教育の一部Web化等を推進していきます。

また「貿易」等の仕事に興味のある方に対し、就職支援のための活動も推進していきます。

そして私共すでに20万人以上の方に利用していただいている「貿易実務検定」をはじめ、信頼性の高い検定試験を運営しており、非常に公共的な役割も負っていることを肝に命じ、2022年も前進して参る所存です。

次に2022年は事業を行うに当たり、現在の「教育」の範囲をどのように将来拡大していくのかについて内部で議論していきたいと思います。スピード感を持ち、しかし着実に確かめながら事を進めていかなければなりません。昨年はコロナ禍でありながら、当社スタッフが団結し、新しい検定としてEPA(経済連携協定)検定のアドバンスであるB級、マーケティング法務検定C級、通関ビジネス実務検定C級の3つの新しい検定を誕生させることができました。

これらの検定は、創業28年・会社設立25年を記念してつくられました。

今年1月1日からRCEPが発効され新しいEPAが実施されます。RCEPは中国や韓国も加盟しています。

これにより、日本初の中国・韓国との経済連携協定が始まります。また、この発効により日本の貿易総額に占めるEPAカバー率80%の経済規模になると言われています。このような中、EPA検定は各企業のEPA担当の方のスキルアップに利用していただけると思います。

2022年は既存の検定と共に新しい検定も皆様にお役立ちいただけるものと確信しています。

本年もよろしくお願いいたします

2022年1月1日

株式会社マウンハーフジャパン
代表取締役

片山立志

株式会社マウンハーフジャパン・日本貿易実務検定協会・国際実務マーケティング協会・国際会計ファイナンシャル検定協会